
ファッションのカラーは、単に服飾領域を対象にする場合の他に、「今」という現在性に支えられた時代の先端の表現を求められる場合があります。制服や伝統服・民族服の分野では、カラーの持つ文化的意味や機能性が問われます。その一方で、時代の先端を走るファッション領域では、その時代時代の息吹を捉え、その息吹を鮮明に感じさせるカラー表現が重要です。
そのために、カラー分野においても常に変化を意識し続ける必要があるのです。常に新鮮な表現が求められるファッション分野におけるカラープランニングは、幾つもの分野に分かれて遂行されています。
ここでは、以下の3つの分野に分けて説明しておきます。なお、パーソナルカラーの分野は、ファッション領域に含まれるものですが、このサイトでは独立した領域として扱っています。