【東京の色100+1】クリームソーダの鮮やかな緑

CBN東京の色100+1 クリームソーダの鮮やかな緑  一般財団法人日本ファッション協会 山内 誠



アイスクリームソーダが日本人の生活に出現したのは、1902年(明治35年)。日本初のソーダ・ファウンテンとして開業した資生堂パーラー銀座本店のおかげといわれます。
「パーラー」や「ソーダ・ファウンテン」といった横文字の言葉だけでも、当時の人々が、そのハイカラさに心をときめかしたはずですし、アイスクリームが浮いているソーダ水の清涼感を目にし、味わえば、まさに“先進西欧”のエキスそのものを口にする想いだったのでしょうから、当時の話題になったのは当然のことです。
この日本初のクリームソーダの味は“メロン”ではなかった?ようなのですが、私がイメージする“クリームソーダ”は、今に至っても、あの鮮やかな緑のメロン味に他なりません。
明治から時は移っても、子ども心にとっては、澄んだ緑色のソーダ水には、何か特別な夢が詰まっているように感じられるでしょうし、はるか昔に子どもだった心には、若き自分の姿が映って見えるかもしれません。

色としての緑からは、「希望」や「新鮮」といった言葉が連想されますが、これらの連想語を眺めると、当時の人たちが緑色のソーダ水に接して抱いたであろう想いが、素直に理解できる気がします。

●マンセル値 :9.4GY 8.2/15.5
測定方法:試料(明治屋マイシロップ メロン)は、説明文に従ってシロップ1に対して水4の割合で希釈したもの。測定は、試料を10mm透過セルにて分光透過率を測定。90%白色面に10mm厚の資料を置き、上部より観察する状況を想定した時のマンセル相当値。

●NOCS :9.4GY-10.8-e3.0

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