【東京の色098】 江戸切子の瑠璃色と銅赤色

CBN東京の色098 江戸切子の瑠璃色と銅赤色(    有)シナジープランニング 坂口昌章



江戸切子は、1834年(天保5年)に江戸大伝馬町のビードロ屋、加賀屋久兵衛(通称:加賀久)が金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻で模様を施したのが始まりと言われる。つまり、最初の江戸切子は透明のカットグラスだったようだ。
 江戸切子の技術が発達したのは、明治になってから。1873年(明治6年)、明治政府の殖産興業政策の一環として品川興業社硝子製造所が開設され、1881年(明治14年)にはイギリスから御雇い外国人としてカットグラス技師・エマヌエル・ホープトマンを招聘し、技術導入が行われた。
 現在の江戸切子は、明治に西欧の技術を導入して生れたと言ってもいいだろう。江戸切子の青や赤は、どこか垢抜けていて、西欧の匂いを感じるのは私だけだろうか。
 ところで、7月5日は「江戸切子の日」である。文明開化に思いを馳せ、江戸切子で冷酒で一献、というのはいかがだろうか。
 
●マンセル値:7PB 3.5/13(イメージ)
       5R 4/14(イメージ)
●NOCS:7PB-9.2-2
     5R-8.2-4.4

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