【東京の色096】 慶應の色

CBN東京の色096 慶應の色          慶應義塾大学大学院 加藤友里



●構内で見つけた慶應カラーのサイン


慶應の色を初めて意識したのは、親友から入学祝いの花束を贈られた時だ。大学から慶應義塾に入塾した私は、親友に「慶應のスクールカラーだから」と赤青黄色のガーベラをもらった。実際のスクールカラーは明度が抑えられており、慶應という名に相応しい気品が伺い知れる。
 慶應義塾大学が掲げている塾旗は3色旗と呼ばれているが、実際のところ2色のストライプにペン章があしらわれているものだ。ストライプのブルーとレッド、ペン章のイエローをもって慶應のブランドカラーとしている。意外かもしれないがこのスクールカラーは、長い慶應の歴史の中で徐々に形成されて出来上がった。元塾長鎌田栄吉の話によれば、明治30年前後、運動会で使っていた紅白旗の白を倹約のため汚れが目立ちにくい浅葱色に変更したのが始まりだという。そこから長年の間変化を重ね、昭和39年に塾旗として用いるため「塾旗の基準について」によって寸法、色彩、ペンの形、三色の割合とペンの位置が制定された。また、平成7年にVIガイドラインを定められ現在の慶應カラーが商標登録されることとなった。
 慶應のブランドカラーは慶應のキャンパスによくみられるレンガ造りの建物とも、モダニズム建築ともマッチしている。その格調高い色が学生生活に深く馴染んでいるのは、塾生たちが日々の生活を通して互いを研鑽してきた文化と歴史がこめられているからだろう。

●マンセル値:8R 4.5/13.5
6.5PB 1.5/10.5       
●NOCS:8R-8.2-4.2
6.5PB-8.2-8.4(近似値)

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