【東京の色095】 東京ソラマチのグレイッシュペイブメント

CBN東京の色095 東京ソラマチのグレイッシュペイブメント  (一財)日本ファッション協会 山内 誠



2012年5月に開業した「東京ソラマチ」は、皆さんよくご存知のスカイツリーの足元にあたる商業ビルの名前です。このソラマチには多くのショップやレストラン、お土産店などがそろっていて、休日には、子ども連れのファミリーで満員の盛況ぶりです。中には水族館までありますので、家族が一日中楽しむことができます。
上を見上げれば、ご存知スカイツリーが視界をふさぎます。スカイツリーの色である“藍白”については、No.43で解説されているように幾分青みを感じる白に近い灰色といえますが、このソラマチも遠景では、灰色の建物に見えています。でも、ソラマチに足を踏み入れてみると、建物周囲のペイブメント(舗装)が微妙に色分けされていることに気づくでしょう。
主要な歩道は、濃淡3色の灰色のペイブメントによってストライプ状に構成されています。この3色を測色すると、3色とも黄味の色相である2.5Yに概ね統一されていることがわかります。
現在の建物や道路では、時折、主張の強い彩色が見られる事があります。基本的に、環境となる都市景観の色彩は、お店や歩行者、サインなどの色彩を引き立たせるような、“地になる存在”であって欲しいもの。とはいっても、灰色主体の単調な印象に陥りやすいのも事実です。
ソラマチのグレイッシュペイブメントは、都市景観の背景としての要件を満たしながらも、しっかりした個性を発揮しています。



●マンセル値 :2.5Y 7.5/1
        2.5Y 6.5/1
        2.5Y 5.5/0.5
●NOCS :2.5Y-1-4.8
      2.5Y-1-6.8
      2.5Y-0.5-9

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