【東京の色092】 原色の広告群

東京の色092原色の広告群  カラーコンサルタント/一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会 代表理事  南 涼子



東京の繁華街は猥雑である。見渡す限り赤、黄、青、緑、ピンク、紫などの鮮やかな色の広告看板、ポスター、スクリーンや標識がひしめき合い、私達に強烈なインパクトを与える。
この広告群が織りなす喧喧たる景観は、一見無秩序で混沌としているが、不思議なことにそれが一種のエネルギーとなり、熱気を帯びた不思議な魅力を醸し出す。
ふんだんな色と形、光が交差する雑多な街並みは並外れたヴァイタリティに溢れ、世界中から訪れる多くの人達を熱烈に歓迎するかのようである。
東京は多様な人種が集まる街である。異なる個性と特色を持つ人々で賑わう街の姿は、繁華街に溢れる色の洪水と比例している。
原色ラッシュの街並みは街の活気そのものであり、それが人々の目にはアトラクティブに映る。まさに「東京スタイル」と言えるだろう。
強烈で煌びやかな色の群れは、訪れる人の感情を掻き立て欲望を喚起する、ある種の刺激剤である。エキサイティングな色達が心を弾ませ、理性を麻痺させ、衝動を引き起こし、大きな経済効果を生むのである。
世界的にも人気の高い国際都市「TOKYO」の原動力は、カラフルな広告群が支えているのだ。

●マンセル値:彩度10~14(参考値)
●NOCS:Saturation 7~9

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