第36回CBNカラーサロンを開催しました(12/17)

サロン2014
 カラービジネスネットワーク(CBN)は、2014年12月17日(水)18:30から、36回目となる「カラーサロン」を開催しました。



 今年最後のカラーサロンは、スパークリングワインでの乾杯から始まりました。12月のカラーサロンということで、話は、どうしても一年を振り返りながらの会話に集中します。
一通りの騒ぎ(?)がおさまったところで、事務局の山内氏からのプレゼンテーションが始まりました。本番前に、山内氏が先月撮影したソウル市でのブルーシートの写真が披露されましたが、この韓国のブルーシートはPB寄りの色相で、少し落ち着いた印象がありました。各国のブルーシートの色を検証したら面白そうです。




本番のテーマは「色から始まる笑劇(ファルス) ~文化としての色~」。


第一幕「ニュートンからデパートへ」

太陽の光をプリズムでスペクトルに分光した実験から『光学』(1704)を執筆したニュートンが巻き起こした、英文学における分解・分析熱の広がりと「見るという文化」の台頭。アクション言語だった英語に倍増した形容詞・副詞、色の描写の詳細化と色名の拡大・・・。科学時代の幕あきに見られた英国のドタバタ劇がテンポ良く語られます。



第二幕「3%から文化へ」

存在しないはずの色の残像を見る実験を土台に、人の視覚の構造が深堀りされる第二幕。通常、人が”見ている”視覚は、リアルな網膜上の情報は3%に過ぎず、残りの97%は脳による情報補完で構築されているという説が大胆に披露されました。
つまり人の視覚は、少ない視覚情報と記憶・経験によって構築されていて、記億、経験が関わる以上、人の視覚は”個人”のものであり、文化によって支えられていると結論されました。



●視覚実験:中心の灰色の6角形の残像はどうなる?




●欧米人と異なる脳活動

そして第二幕の三場で、文化を規定するものが日本語であるとの話に移ります。ここでは、日本人の、そして日本人の脳活動の特異性が語られました。そしてこの特異性を生みだすものが漢字仮名まじりの”日本語”であると、話は展開します。第二次大戦後のGHQが難しい漢字を廃止してローマ字に変えようとした事実があり、実態把握のために行った全国調査で、山奥の人まで難なく漢字が読める日本人の識字率の高さに驚いて、ローマ字化をあきらめた顛末も披露され、参加者の興味を誘っていました。



第三幕「CMFと色彩なき文化大国」

最後の幕では、日本人がCMFといかに一体化しているかが語られました。CMFが身についた日本人は、世界一の繊細な色彩感覚を誇れると説明した後で、その代りに本質を追究しない文化の下で、大局的な色彩設計は不得手だと言い切ります。素材感・表面感から分化できない”色の定め”が、色彩学の発生を妨げた結果、住宅やビル、橋梁などの個々の色選択に終始する姿勢を生み、現在のような混沌とした、全体感を欠いた色彩環境が形成されたと繋いだ上で、「色」はあっても「色彩」の無い文化大国日本という結論で、プレゼンテーションは終了しました。


この後、参加された方々は、お酒の大量消費にいそしむ時間をしっかり楽しんでいました。この時間の中で、4月22日(水)のカラーサロンでは、「お花見+本格的茶会」を行うことが決定しました。乞うご期待。(参加14名)

 次回カラーサロンは新年最初の集まりとして、1月21日水曜日18:30から開催いたします。新年のご挨拶をかねて、ぜひご参加ください。


●来年の開催予定日
・2月18日(水)
・3月18日(水)    ・4月22日(水)
・5月19日(火)    ・6月24日(水)
・7月21日(火)    ・8月19日(水)
・9月24日(木)    ・10月21日(水)カラーパーティと調整
・11月18日(水)    ・12月16日(水)


プレゼンターも募集しています!お気軽に事務局までご連絡を下さいませ!

CBN事務局

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